「恋愛心理学の散歩道」の検索
どれだけ自分に残酷になれるか(人を愛する能力)〜加藤諦三教授の視点から
ショパン・マリアージュ(恋愛心理学に基づいたサポートをする釧路市の結婚相談所)
全国結婚相談事業者連盟(TMS)正規加盟店
お気軽にご連絡下さい!
TEL:0154-64-7018
mail:mi3tu2hi1ro6@gmail.com
釧路市浦見8丁目2−16
URL http://www.cherry-piano.com
無料相談予約 https://form.run/@mi-tu-hi-ro--C9kHucRhC5HdyhLRJKsC
人は「優しい人」を理想とする。 穏やかで、誰にも怒らず、常に相手を受け入れる人物――そのような人こそが「愛する能力の高い人間」だと、多くの人は信じている。 しかし、ここに一つの重大な誤解がある。 それは、 本当に人を愛することができる人間は、必ずしも「自分に優しい人間」ではない という事実である。 むしろ逆である。 真に人を愛することができる人間とは、 どれだけ自分に対して残酷でいられるか という一点において決定される。 この「残酷さ」とは、決して自己否定や自虐のことではない。 それは、自己の幻想を剥ぎ取り、偽りを直視し、逃げ場を断ち切る勇気のことである。 加藤諦三は繰り返し述べている。 人は、自分を偽っている限り、決して他人を愛することはできない。 つまり、 自分に対して誠実であるためには、ある種の「残酷さ」が不可欠なのである。 第Ⅰ部 自分に優しい人間はなぜ人を愛せないのか 1. 優しさという名の自己欺瞞 例えば、ある女性の事例を考えてみよう。 仮に彼女を「美咲」とする。 美咲は周囲から「優しい人」と評価されていた。 誰の話でもよく聞き、相手を否定せず、常に笑顔で応じる。 恋人に対しても尽くし、相手の希望を最優先にしていた。 しかし、彼女の恋愛は長く続かなかった。 なぜか。 それは彼女が、 相手を愛していたのではなく、「嫌われない自分」を守っていただけだったからである。 彼女の行動の根底にあったのは愛ではない。 それは恐怖である。 ・見捨てられたくない ・嫌われたくない ・孤独になりたくない この恐怖が、「優しさ」という形を取って表れていただけだった。 ここに、重大な問題がある。 恐怖から生まれた優しさは、 必ず相手を縛る。 なぜなら、そこには無言の要求が含まれているからだ。 「私はこんなにあなたに尽くしているのだから、あなたも私を愛してほしい」 この構造は、一見すると愛に見える。 しかし本質は交換であり、依存である。 2. 「いい人」であることの代償 美咲はある日、恋人からこう言われる。 「君といると、息が詰まる」 彼女は衝撃を受ける。 これほど相手のために尽くしているのに、なぜそんなことを言われるのか。 自分はこんなにも「いい人」なのに。 だが、ここにこそ真実がある。 彼女の優しさは、相手に自由を与えていなかった。 なぜなら彼女自身が自由ではなかったからである。 自分の本音を抑圧している人間は、必ず他人の本音も抑圧する。 彼女は無意識のうちに、相手にこう求めていた。 ・怒らないでほしい ・自分を不安にさせないでほしい ・常に愛情を示してほしい つまり、 相手を「安心を供給する存在」として扱っていたのである。 これは愛ではない。 依存である。 3. 自分に残酷になれない人の心理構造 では、なぜ美咲は自分に残酷になれなかったのか。 それは彼女が、 自分の中の「醜さ」を見たくなかったからである。 人は誰しも、次のような感情を持っている。 ・嫉妬 ・独占欲 ・承認欲求 ・劣等感 ・怒り しかし、多くの人はそれを認めない。 「私はそんな人間ではない」 「私はもっと優しい存在だ」 このようにして、自分の中の現実から目を逸らす。 だが、問題はここにある。 自分の醜さを認めない人間は、それを他人に投影する。 つまり、 ・相手が冷たい ・相手がわかってくれない ・相手がひどい と感じる時、実はそれは 自分の中の未処理の感情なのである。 自分に残酷になれない人間は、 自分の問題を他人の問題にすり替える。 そして、その結果として 他人を本当に理解することができなくなる。 4. 本当の意味での「残酷さ」とは何か では、自分に残酷であるとはどういうことか。 それは、例えば次のような瞬間である。 ・「私は相手を愛しているのではなく、依存しているだけではないか」と認めること ・「私は嫌われることを恐れて、本音を隠している」と気づくこと ・「私は相手を支配しようとしている」と直視すること これらは非常に苦しい。 なぜなら、それは 自己像の崩壊を意味するからである。 しかし、この崩壊を通らなければ、 人は決して成長しない。 加藤諦三は言う。 苦しみを避ける人は、必ずより大きな苦しみを抱える。 自分に残酷であるということは、 一時的な苦しみを引き受ける勇気である。 そしてそれは、 長期的には人を自由にする。 5. ケーススタディ① 「尽くす女性」が破綻するまで ここで、より具体的な事例を挙げよう。 仮に彼女を「由紀」とする。 由紀は典型的な「尽くすタイプ」であった。 ・恋人の予定を最優先にする ・相手の機嫌を常に気にする ・自分の意見をほとんど言わない 最初、恋人は彼女を理想的な女性だと感じた。 しかし半年後、関係は急激に悪化する。 理由は単純である。 彼は次第に、 「自分が試されている」と感じ始めたからだ。 由紀は何も要求しない。 しかしその沈黙の中には、強烈な圧力があった。 「私はこれだけあなたに尽くしている」 この無言のメッセージは、 相手に罪悪感を生む。 そして罪悪感は、やがて反発へと変わる。 結果として、彼は距離を置き始める。 ここで由紀は混乱する。 「なぜ?私はこんなに愛しているのに」 だが、その「愛」は実は、 自分が愛されたいという欲望の裏返しでしかなかった。 6. 自己愛と他者愛の決定的な違い ここで重要な区別をしておこう。 ・自己愛(未成熟) ・他者愛(成熟) 未成熟な自己愛は、 「自分が満たされること」を目的とする。 一方、成熟した愛は、 **「相手の存在そのものを尊重すること」**を目的とする。 この違いは決定的である。 そして、この移行は 自分への残酷さなしには起こらない。 なぜなら、自分の欲望をそのまま肯定している限り、 人は他者を利用し続けるからである。 小結 愛とは、自分を解体する過程である ここまで見てきたように、 ・優しさは必ずしも愛ではない ・尽くすことは愛ではない ・我慢することも愛ではない 愛とはむしろ、 自分の幻想を壊し続けるプロセスである。 それは静かな戦いである。 相手との戦いではない。 自分との戦いである。 そしてその戦いにおいて、 人は初めて他者を見ることができるようになる。
ショパン・マリアージュ(恋愛心理学に基づいたサポートをする釧路市の結婚相談所)/ 全国結婚相談事業者連盟正規加盟店 / cherry-piano.com
ショパン・マリアージュは恋愛心理学に基づいたアプローチで、充実した永続的な結婚をサポートします。貴方が求める条件や相手に対する期待を明確化し、その基準に基づいたマッチングを行います。結婚生活の基盤となる関係性を支援すると共に、サポートや教育を通じて健全なパートナーシップを築くためのスキルや知識を提供します。 TEL.0154-64-7018 mail:mi3tu2hi1ro6@gmail.com
0コメント