「源氏物語」から滲み出る紫式部の恋愛観

ショパン・マリアージュ(釧路市の結婚相談所)
お気軽にご連絡下さい!
TEL.0154-64-7018
営業時間:土曜日、日曜日、祝祭日の9:00〜18:00
FAX.0154-64-7018
お問い合わせメール:mi3tu2hi1ro6@gmail.com
釧路市浦見8丁目2−16
URL https://www.cherry-piano.com

 紫式部が書いた「源氏物語」は一見恋愛もののようで、その行間には彼女の人生観が滲み、時には朝廷批判も混ざります。「紫式部日記」を読むと、「重い御輿を担ぐ身分の者と自分に何の違いがあろうか」と記しています。紫式部と並び称される清少納言は自然描写やユーモアのセンスがあって「枕草子」には自身の教養や自慢話も巧く匂わせています。けれどもそこには紫式部ほどの深い人生観はうかがえません。紫式部には文学者に必須の自己否定の回路があり、同時代の他の女流作家とは格が違う。彼女の物の見方はどう構築されたのか、なぜこれほど奥行きのある作品が書けたのかが「光る君へ」で描かれている。


 平安時代中期は戦もなければ、死刑の執行もなかったのですが、裏では権謀術策が渦巻き、残酷なこともありました。例えば天皇の即位の日に子どもの生首が高御座に置かれたという話が残っています。こういった同族同士の争いは、山崎豊子さんの「華麗なる一族」や映画「ゴットファーザー」に通じる世界です。その渦中にいるのが、藤原道長。「この世をば〜」の歌を詠んだ傲慢な貴族との通説がありますが、文献を読んでいくと、周囲に平等で、人から慕われる優秀な政治家だったと解釈出来ます。長い日本の歴史の中でも指折りの為政者であったのです。


 「光る君へ」では、まひろと名付けた紫式部は気難しい女性に描かれている。やりたい事と出来ない事の狭間で葛藤し、時に嘘をつき、失言もする。ともすると嫌な女になってしまいそうなところを吉高由里子さんが演じるとチャーミングに見える。そして、まひろと道長は生涯のツインソウルという設定です。身分差に阻まれた二人が、そこを越えてどう深く関わっていくのかが見どころです。ドラマ序盤は二人のラブストーリーの色合いが濃いですが、少しずつ政治劇の要素が強まり、貴族社会に不満を持つ庶民の視点も織り混ざります。専門家によると当時はまだ権力批判の精神が育っていなかったが、骨のある人もきっといただろうと想像を膨らませ、散楽の一団も描かれている。


 時代性という意味では、武士の世や明治の頃よりもよっぽど男女が対等で、やりたい放題の男性に対して女性も負けていない。その上、男性も女性も色恋が盛んで、その欲望が薄まった今の時代とはずいぶん違う。それを露骨には描かれていないが、性愛のパワーの素晴らしさも隠し味的に入っている。戦乱の世の物語に匹敵するスリリングな展開となっているのである。
















ショパン・マリアージュ(北海道釧路市の結婚相談所)/ 全国結婚相談事業者連盟 正規加盟店 / cherry-piano.com

恋の戦は白馬に乗って素敵な出会いを探しに行こう♡ ショパン・マリアージュは一人ひとりの希望や要望に基づいて最適なパートナーを見つけるサポートをします。貴方が求める条件や相手に対する期待を明確化し、その条件に基づいたマッチングを行います。また信頼出来る情報や適切なアドバイスを得ることができ、健全なパートナーシップの形成に向けてのサポートを受けることができます。