酒場でピアノを弾いていたエリック・サティ

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 「あらゆる意味にでっちあげられた数章」「はた迷惑な微罪」「自動記述法」「干からびた胎児」「世紀ごとの時間と瞬間的な時間」「最後から2番目の思想」ーーなにか洒落た短編小説のタイトルのようだが、これはエリック・サティの曲のタイトルである。

 ハイドンの交響曲のふざけたタイトルは他人が勝手に付けたものだが、これらはサティ自身が付けたもの。このように、変わったタイトルがサティの曲の特徴だ。いま挙げたものはどれもピアノで演奏するもので歌詞はない。聴いて、タイトルの意味を深く考えても解答は出ない。

 サティは19世紀後半から20世紀初頭に活躍したフランスの音楽家で、「音楽の改革者」のひとりだ。ドビュッシーやラヴェルにも大きな影響を与え、戦後の現代音楽にも大きな影響を与え、ミニマル・ミュージックの先駆けとも言える。

 というわけで、「現代の音楽」の元祖なのだが、同時にそれまでの伝統的な音楽からすると「異端」であり「革命」だった。

 サティは1866年にフランスのノルマンディ地方の小さな街オンフルールに生まれた。父は海運業を営んでいたが廃業してパリへ移る。母はサティが5歳になる年に亡くなり、祖父母のもとで育てられるが、その祖母が溺死するなど、幼少期には家族の不幸が続いた。しかし、祖父が音楽的素養のある人だったので、教会のオルガン奏者からピアノを習うなど、音楽教育を受けることが出来た。さらに父がピアノ教師と再婚したので、この継母からも習い、パリ音楽院に入った。しかし、才能はあるが怠け癖があったので音楽院での成績は悪かった音楽も好きだったが、神秘思想にもかぶれ、藝術家が多く集まる「黒猫」という酒場に出入りし、ピカソやコクトーなどと知り合った。この酒場でピアノを弾いていたわけで、これはクラシックの音楽家としては珍しい経歴である。普通なら、この段階で「まともな音楽家」の道は断たれる。まさに異端である。

 結局、サティは音楽院を退学してしまい、神秘主義の秘密結社である「薔薇十字団」に入り、その専属作曲家となった。

 音楽に於ける革命としては、「機能和声」を無視し、「調性」を放棄、そして、廃れていた「教会旋法」を復活させたこと、「自由な拍子」で書いたなど音楽の作り方を根本的に変えたといっても過言ではない。

 こうした新しい音楽は、若い世代には支持されたが、当時のアカデミズムからは認められず、経済的にも不遇で、酒場に入り浸っていたためか肝臓を病み、59歳で亡くなった。クラシックの音楽家は、晩年は栄光に包まれるのが普通なので、生き方の点でも異端だ。こういう「異端の人」の存在で、音楽は革新されていく。

 サティの音楽は、コンサートホールでかしこまって聴くための音楽ではなかった。サティは自分の音楽を、酒場で客の邪魔にならない音楽という意味で「家具の音楽」と呼んだ。酒場や喫茶店などでのBGMを目指したのだ。そういう意味でも、現代の音楽のあり方に先駆けている。レコードや放送が本格化する以前から、やがて音楽がコンサートホールを飛び出して行くことを知っていたかのようだ。

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