早世した天才マルチ・コンポーザー モーツァルト

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 早熟の神童であり、ほとんどあらゆるジャンルで傑作を遺した、クラシック音楽史上、最高の天才。音楽的功績は、とりわけオペラとピアノ協奏曲で顕著である。平明な美しさ、感情表現の豊かさ、音楽性の高さを備えたその作品は、世界中で愛聴されている。


 ザルツブルク宮廷音楽家であった父レオポルトから音楽の手ほどきを受け、5歳の頃より作曲を始める。その神童ぶりを広く披露したいと考えた父と共に、ウィーン、パリ、ミュンヘン、ロンドン、ローマなど当時のヨーロッパ主要都市を旅して回り、各宮廷でもてはやされる。長じて父同様にザルツブルク宮廷音楽家となるが、領主の大司教と決裂し、以後ウィーンを拠点にフリーの音楽家として活動。1787年にはハプスブルク家の宮廷室内作曲家に任じられる。死因は不明で諸説あるが、おそらくは病死。共同墓地に埋葬されたため、遺骨の所在は不明。


<激動の18世紀末を生きた過渡期の作曲家>
 モーツァルトはさまざまな意味で過渡期の作曲家であった。あと20年早く、もしくは20年遅く生まれていれば、その生涯は全く違っていたであろう。


 もし20年早く生まれていたら、1732年生まれのハイドンがそうであったように、いずれかの王侯か大貴族(ハイドンの場合はハンガリーのエステルハージ家)、もしくは教会の専属作曲家として安定した生活を得ることができたはずだ。もし20年遅く生まれていたら、1770年生まれのベートーヴェンのように、パトロンからの年金や、楽譜出版社からの依頼で生計を立てるフリーランスの音楽家としての立場を確立できたかもしれない。


 モーツァルトは、生涯の3分の1近くを旅に費やした。当時の交通手段を考えると、それは過酷な日々であったろう。幼少時の旅は「神からの賜物」である天才を広く世の中に示すべきと父が考えたためである。長じて後の旅は職探しが目的だった。しかし貴族社会は既に終焉を迎えつつあり、1789年にはフランス革命が始まるのである。ひと世代前のハイドンやグルックのように宮廷作曲家として生きるには肝心の王侯貴族の力が衰え出した頃であり、替わって台頭するブルジョワジーは未だ、音楽文化に貢献出来るほど成熟していなかった。かくしてモーツァルトは、西はロンドンから東はプラハまで、ヨーロッパ中を旅して回ったのである。


 だが旅に明け暮れたお陰で、後世の私たちはモーツァルトの生涯を鮮明に知ることができると言ってもいい。モーツァルトはほとんど毎日のように、家族や恋人、友人に宛てて手紙を書いた。書いた手紙は時には写しを取って手元に保管する事もあった。今日モーツァルトの生涯がほとんど1日単位で辿れるのは、こうした記録類が残っているからである。


<その生涯は果たして不遇だったのか>
 職探しには苦労したかもしれないが、モーツァルトの一生を不遇の一言で片付けるのは無理がある。晩年にはちゃんとウィーンの宮廷室内作曲家というポストを得ているし、演奏会等でそれなりに収入もあった。ただの庶民という出自を考えると、裕福な部類に入るといえる。晩年に貧窮したと伝えられるが、資料からはある程度の収入はあったことがわかるので、当時流行した賭博に溺れたためではないかと憶測されている。


 モーツァルトの生涯が不遇に見えるのは、僅か35歳で亡くなったことと、その才能に比べて、得た地位がそれほど華々しくはなかったためであろう。


<あらゆるジャンルに傑作を残した音楽の天才>
 モーツァルトは確かに比類ない音楽的天才で、死後200年以上立つ今もそれは変わらない。


 では、どこがどう天才なのか。まず、器楽、声楽、宗教曲など、ありとあらゆるジャンルの曲を作曲し、いずれに於いても今日まで繰り返し演奏される傑作を残している。


 これは本当に稀有のことで、例えばバッハにオペラ作品はなく、ベートーヴェンもオペラを書いてはいるが僅か1作、それも幾度も書き直すなど、さんざん苦労していることを見ると、あらゆるジャンルに精通した音楽家は、他には殆どいないことが分かる。


 5歳で作曲を始めたこと、巧みな演奏でヨーロッパ中の宮廷で神童と呼ばれたこと、14歳の少年の身で大人の作曲家でも難しい対位法の問題をやすやすと解き、当時対位法の第1人者と言われたボローニャのマルティーニ師を驚嘆させたこと、自筆譜に1箇所も書き直しがなく、清書したようにきれいなこと(ベートーヴェンの自筆譜は書き直しやメモがいっぱい)など、天才性を示すエピソードは数えきれないほどある。


 だがどんなエピソードも、モーツァルトの音楽そのものに比べると色褪せて見える。
 モーツァルトは美しい曲を書いた(ヒーリング効果ありとも言われる)。モーツァルトは音楽で人を感動させようとしたのではなく、美しい音楽を書こうとした。


 映画「ショーシャンクの空に」で、モーツァルトもクラシックも知らない多勢の囚人が突然大音量で流されたオペラ「フィガロの結婚」中の女声二重唱「そよ風吹く松の木の下で」に、訳も分からず心動かされたように、その音楽の美しさが人の心を打つのである。

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