雑誌「結婚潮流」の挑戦

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 「結婚潮流」という雑誌をほとんどの人は知らないに違いない。古書店にも見当たらないし、日本で出版されるほとんど書籍を揃える国会図書館にだって1号しか所蔵されていない。結婚を扱った本にさえ登場することはない。いまとなっては忘れ去られた骨董品のようだ。


 しかし、1983年3月に大阪で生まれたこの雑誌は、当時の報道には確かに鮮やかな刻印をとどめている。売りはなんといっても平均年齢24歳の若い女性編集者陣。そんな若い女性たちが雑誌を立ち上げたというだけでも驚きなのに、それが結婚雑誌だというんだから、メディアが放っておくわけもない。すぐにいろんなメディアが取り上げて、創刊号は即完売、最盛期にはその販売部数は15万部にも達し、その人気は男は「アルバイトニュース」、女は「結婚潮流」と言われるまでになった。


 「結婚潮流」はタイトルの通り結婚雑誌だったが、そこで現在の「ゼクシィ」のような雑誌を想像してはいけない。「結婚決まったの? おめでとー。ステキな結婚式にしようね!」そんな雑誌じゃない。「結婚潮流」はむしろ、非婚に抵抗しながらよりよい結婚生活を求めようとしたのだった。


 当時24歳だった初代編集長・荒谷めぐみの問いかけは、こうだ。


 結婚したいと考えるのが恥ずかしいみたいな風潮、おかしいとと思いません?
 (本音の情報満載 結婚雑誌を創刊」「朝日新聞」83年3月13日朝刊)


 そこで、荒谷たちは結婚のかたちを模索しようとする。荒谷が創刊号に執筆した表明文は次のようなものである。


 ビックリしたんです。本屋の結婚の本って、みんな結婚のきまった人の本なんです。きまった相手がいなくて、これからどうやって探そうか?って考えたら参考書がないんです。


 どんな人と、何を基準に、相手を選んだら、幸せな結婚ができるのかしらーということに答えてくれる本がないんです。


 そして、先輩に聞いたんです。「幸せな結婚とは、どんなことなの」って。そしたら「自分の好きな人と結婚することヨ」って。
 ウッソー。
 そこで私はヨーシって考えたんです。ゼッタイに幸せな結婚とは何かを追求してやろう。
 (荒谷めぐみ「結婚潮流の新しい旅立ちに際して」「結婚潮流」83年3月号)


 ここに表明されているのは恋愛結婚というファンタジーへの強い懐疑だ。荒谷は、恋愛前から結婚のことを考える必要があるという立場をとっている。しかもそこで想定されている結婚とは独身脱出にとどまらず結婚生活を多分に含んでいる。しかし、そうやって結婚を重視するからといって恋愛を結婚の奴隷にして、親の決めた結婚に納まるつもりもなさそうだ。恋愛結婚と見合い結婚という二項対立の間で結婚を考え直そうとする、ここにその萌芽がある。













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