林真理子を「翻訳」する「結婚潮流」

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 いま、結婚志向こそ、最もススンデル考え方だと思ってるんです。

 
 家庭というものを、ごくつまらない日常生活だと決めつけ、男と女のおいしいものだけつまみ食いするようなやり方、もう落合恵子さんあたりでピリオドにして欲しいって、当世随一のキャリアウーマン林真理子さんも言ってます。


 ホントにわたしもそう思う。林真理子さんが、落合恵子さんをバッサリ切っちゃったのは痛快でしたね。


 6月25日付けの毎日新聞で、ある女性評論家が「結婚潮流」を評して「本音が出て面白いが、こんなブランド(肩書)ばかりのエリートとの結婚に、今の若い女性が固執していたら、定年で夫のブランドがなくなった後、ますます離婚が増えそう」ですって。


 アホらし。ではブランドのない男性と結婚したら、離婚は増えないのかしらん? 女性の自立を訴え続ける評論家って毎日新聞が彼女のこと書いてたけど、自立、自立って肩ひじ張って、何かいいことあったかしら。


 素敵な男性と結婚して、そう玉の輿に乗って、思い切って仕事もしてみたい。キマッテルジャン。
(「読者のお便りから」「結婚潮流」83年9月号)


 これは創刊から半年頃の「結婚潮流」に掲載された編集長・荒谷めぐみの文章だ。ウーマンリブへの反対表明と結婚への信仰告白にあたって参照されたのは林真理子である。「毎日新聞」の記事の方は国会図書館で地方版までチェックしたが発見出来なかった。だが、冒頭の発言の方は確認できて、林真理子の1983年の著作「花より結婚 きびダンゴ」の中の「とにかく、みんな結婚しようよ」という文章に、「家庭というものを、ごくつまらない日常だときめつけ、男と女のおいしい部分だけをつまみぐいするようなやり方は、もう落合恵子さんあたりでピリオドにしてほしいとさえ思っている」という一節がある。


 荒谷めぐみをはじめとする「結婚潮流」編集部が、結婚を否認するフェミニズムに反発し、林真理子に共感していたのは間違いない。が、結婚雑誌としての戦略もあろうけれど、彼女たちは林のように結婚を幸福と不幸が入り乱れるものとは描かない。荒谷たちは、不幸さえ飲み込んでやるという林のハングリー精神は捨象して、林の自然体なところ、例えば、「ほとんど全ての人が、結婚をしてみたいと望む」ではないか、というような主張だけを取り出す。


 このおそらく無意識の「翻訳」は、当時の結婚観に2つの効果をもたらした。1つは、超人的だった林真理子の生き様を「普通」な人でも共感できるレベルに落とし込んだことである。林に対する当時の一般社会(特に男社会)のイメージは表層的かつ否定的だったが、「結婚潮流」編集部はその結婚賛美の部分だけを純化して提示したのである。


 もう1つは、幸福な結婚生活への希望をつないだことだ。林のように、結婚生活には不幸なこともある、それでこそ味わう価値がある、という立場をとってしまえば、いかに結婚生活を幸福にするかというこの結婚雑誌のテーマは後景化してしまう。「結婚潮流」は、非婚を求めるフェミニズムへの対抗においては林と共闘しつつ、結婚を美化して、新たな時代の新たな結婚観を構築しようとしたのだ。


 もちろん、結婚が自然なものだという立場をとる以上、それは既存の結婚志向と混同されやすく、「結婚潮流」もいずれは保守的結婚観へと後退することになる。だが、それは結果論だ。当初の「結婚潮流」が提示していたのは、むしろパートナーを得ることで、キャリアウーマンとしても思い切って仕事をできるようにするという、専業主婦とはまったく違った家族のかたちのビジョンに他ならない。それは、80年代の女性の人生論の中で、それなりの説得力を持つことになる。




















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