二人の「すれ違い」は、こんな計算ミスから生まれる

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 女性はよく、こんな不満の言葉を口にする。
「彼ったら、付き合い始めた頃はもっとやさしくしてくれたのに最近はさっぱりよ。なんだかもう、私のことなんか愛してないみたい」


 彼女は、二人の関係が始まったばかりの頃は、もっと積極的でもっと大胆に愛情を表現してくれた相手が、時間がたつにつれて次第に消極的になり、ついには受け身になってしまったことを嘆いているのである。


 男性は、そんなにベタベタとしたやり方で愛情を表さない。むしろ、その逆である。それが男性の習性なのだ。


 だが、男性もまた同じように不満を抱くようになる。知り合ったばかりの頃の彼女は自分の全てを受け入れ、何事も好きなようにやらせてくれた。でも、だんだん注文が多くなり、怒りっぽくなっていった。「私をないがしろにした」と言っては腹を立て、ヒステリックに非難の声を浴びせるようになってきた。


 このような行き違いのミステリーは、男と女の愛情表現の違いを理解した時に、はじめて解くことができる。


 男性が積極的に愛情表現をしない主な理由は、次の5つである。


1.男性は公平を理想と考える

 男性は、仕事にエネルギーを注ぎ込み、それは50点満点の努力だと考えている。だから帰宅してからは何もせず、ふんぞり返って妻が自分と同じように50点のサービスをしてくれるのをひたすら待っているのである。


 彼の考えでは、それが公平であり、愛情あるやり方ということになる。彼は、妻の点数を自分の点数と同等にするために、彼女に50点分の「仕事」をする時間を与えている。彼のオフィスにおける過酷な労働が、わずかに数点としてしか評価されていないなどとは夢にも思っていない。


2.女性は「無条件の愛」を理想と考える
 女性は、なるべく相手の男性に尽くそうとする。そして、自分が疲れ果て、空虚な気持ちに襲われた時になってはじめて、自分が彼から何もしてもらっていなかったことに気づくのである。


 これまで確認してきたように、男と女は根本的に違う生き物である。通常、男性ははじめのうちに大量点を与え、その後はゆっくりと椅子に身を沈め、相手が同点まで返してくるのをひたすら待つ。


 女性がさも幸せそうな様子を見せながら、かゆいところまで手が届くように男性の世話を焼いていると、彼はごく当然のように受け取る。そして、自分のほうがまだ点数が多いと判断している間は、絶対に何かをしてあげようなどとは思わない。


 そして女性は、よほどの不公平さを感じない限りは笑顔を見せながら相手の男性にあれこれ尽くすことができる。


 彼は、それを見てまだお互いの得点状況は自分のほうが多いか、せいぜい同点であろうと解釈する。そして彼女は、得点差が30対ゼロになるや、突然、不公平感に襲われるのだ。


 女性は、男性に自分のすべてを惜しげもなく尽くした時、彼はお互いの点数がほとんど同点で、あなたが満足していると解釈してしまうことを覚えておこう。


 もし、あなたが彼からもっといろいろなことをしてもらおうと思うのなら、なるべく波風が立たないようしとやかに、彼に尽くすのを止めてしまうことである。そして、逆に彼のほうがあなたに細々としたことをあれこれやってくれるように働きかける。言葉にして直接彼に頼むとともに、それを実行してもらえたら感謝の気持ちを表わすことを忘れないように。


 3.男性は求められた時に、はじめて救いの手を差しのべる
 男は、何事も独力で切り抜けていく自分にプライドを持つ。本当に追い詰められて誰かの助力が必要となるまでは、決して救いを求めない。したがって、相手から頼まれもしないのに自分から勝手に救いの手を差しのべていくことなど、非礼極まりない「マナー違反」なのだ。


 ところが、女性はこれとは正反対だ。彼女たちは、頼まれもしないのに進んで他人の世話をしたがる傾向がある。誰かに愛情を感じたら、その相手のために全力で身を尽くす。相手から救いを求められるまで待つことなど絶対に出来ない。愛情が強くなればなるほど、その度合もまた強くなる。


 恋人が積極的に救いの手を差しのべてきてくれないと、女性は彼が自分を愛してないのでは、と邪推してしまう。だが、彼の愛を試すために、自分から相手の助力を求めようとはせず、彼のほうから積極的に動き出してくるのを待つだろう。そして、彼のほうから行動を起こしてこないと、彼女は苛立ちを募らせ、ついに怒りを爆発させる。彼が頼まれるのを待っているということがわかっていないのだ。そして男性は男性で、彼女が男性のほうから積極的に救いの手を差しのべてくれるのをじっと待っていることを全く知らないのだ。


 こうした相違点も、男女双方が十分に心得ておかなければならない要素である。


 彼はあなたからの直接的な要請を待っているのである。あなたが働きかけた時に、はじめて彼は何をしたらいいかがわかるのである。


4.女性は、たとえ不服な点があっても「YES」と言う
 男性は、女性が実際に声に出して助けを求めなければ、彼女が手助けしてほしいと望んでいることには気が付かない。しかし、女性は、たとえ彼との間のスコアが互角ででなくても、つい「YES」と言ってしまう。


 だから男性は、彼女に対して頼み事をしすぎないように注意を払う必要がある。もし、彼女が自分のほうが尽くしすぎたと感じたら、やがて、彼が自ら進んで積極的に支援を申し出てきてくれなかったことに対して憤慨するようになる。


 男性は、女性が彼の頼みや要求に対して「YES」と答えている限りは、彼女は満足しているものだと考え違いをする。自分が十分過ぎるほどのことをしてあげていると勝手に決めつけるのである。


 私は、結婚当初の2年間ほど、1週間に1度は妻と一緒に映画を見ることにしていた。ところがある日、妻が急に癇癪を起こして激しく抗議をしてきたのだ。
 「私たちはいつもあなたがしたいことばかりしているのね。私がしたいことなんかさせてくれた試しがない!」


 それを聞いて、私は心底、驚いた。私としては、映画に誘うたびに一緒に出かける以上は、彼女もまた同じように楽しんでいるものと信じていたのである。私と同じように、彼女もまた大の映画ファンに違いないと思い込んでいた。


 後になってじっくり思い返してみると、たしかに彼女は、よく私に「この劇場で、いまオペラを上演中よ」とか「たまには音楽を聴きに行きたいわ」などと彼女なりに提案をしていたのである。けれど、週末が近づくにつれ私が「今週はこの映画にしよう。すごく評判がいいんだ」などと言えば、彼女はみるからに幸せそうな様子で「OK」と答えたのだ。


 明らかに私は、彼女のメッセージを読み違えていた。映画に行くことを私と同じくらい楽しみにしていたと思っていたが、実はそれほど単純なものではなかったのである。


 たしかに彼女は私と一緒に出かけ、時間と場所、あるいは思い出を共有できることがこのうえもなく幸せだった。だが、私と一緒にいられることが幸せだったのであり、映画は「あなたがそう言うなら仕方ないわ。OKよ」という程度のものだったのだ。


 その本心は「それよりも、もっと文化的なライブ・イベントへ行きたい」というものだった。彼女が折に触れてオペラやコンサートへ行きたいと私に言っていたのは、それなりの確固たる要望があったからだったのだ。


 にもかかわらず、彼女は映画に行こうと誘う私に「YES」と答え続けた。そのために私は、彼女が自分の楽しみを犠牲にして、私を喜ばせようとしていたなどとは思いもよらなかったのである。


 この相違点も、男女双方が心得ておかなければならないだろう。


 つまり、男性の望むことに女性が喜んで同意をするからといって、それがそのまま彼女も同じように望んでいることかと言えば大間違いなのである。


 もし、あなたが彼の要求に対して即座に「YES」と答えると、彼はあなたに十分なことをしてあげているから、満足しているに違いないと思い違いをする。お互いのスコアは少なくとも同点だと考える。もし、それが不服なら、彼の要求に「YES」と答えるのを止めるべきである。その代わりに、彼にしてほしいことをきちんと要求しよう。ただし、決してずけずけと言わずに、極力、控えめな物言いを心がけること。


5.本当に執念深いのは男のほうである!?
 男性は、自分が相手から拒絶的な態度を取られると、それをペナルティとして減点するが、女性にはそのことが理解できない。


 たとえば男性が、妻は自分のやったことを少しも認めようとしない、自分の心を傷つけられたと感じた時には、それまでの彼女の点数から何点かを差し引くのが公正だと考えるのだ。


 もし、彼女にすでに10点分のことをしてもらっているのに、彼女から深く傷つけられたと感じるような仕打ちを受けたとする。すると、そのペナルティとして10点減点して、0点に戻してしまうのである。彼女から受けた傷がその倍ほども深い致命的なものであると感じた時には、20点マイナスする。そうなると、彼女は彼に10点分の借りを負うことになるのだ。数分前までは10点をもらっていたのに、その時点では持ち点がマイナスになってしまっている。


 これは、女性にとって頭が混乱してしまう仕打ちである。彼女は、すでに30点にも相当するほどのことを彼にしてあげている。にもかかわらず、たった一度の行き違いで機嫌を損ねた時には、それを全部帳消しにされてしまうのだ。


 そうなると、彼は頭の中で計算をし、しばらくの間は自分は何もしてあげなくてもいいと考える。なぜかと言えば、彼女は彼に借りがあるからである。その分を返してもらうまでは、自分は何もしてあげてはいけないのだ。それがフェアプレイだと信じている。この考え方は、数学的には確かにフェアな考え方であろう。だが、現実的には決してそうではない。むしろアンフェアな考え方である。


 こうして、何かと引き換えに恩や愛情の切り売りをしていると、せっかくの人間関係を破壊させてしまう危険性がある。


 男性には罰を加える傾向があることを覚えておこう。


 しかし、自分が原因で彼が愛の点数を減点してしまったと気づいた時は、彼に対して素直に「すまない」と思っていることを伝えるべきである。


 もし、彼があなたから少しも認められていなかったと感じているようなら、彼の存在価値や行動を大いに認めてあげればいい。もし、彼が拒絶されたりいい加減にあしらわれていると感じているようなら、望み通りに受け入れてあげればいい。もし、彼が信頼されていないと感じているいるのなら、必要としているだけの信頼感を寄せてあげよう。もし、彼がひどく気分を落ち込ませているのなら、励まし、盛んにほめる・・・。


 男性は、自分が相手から愛されていることを確認できれば、罰則点の運用を直ちに止めるのだ。


 このプロセスの中で一番難しいのは、何が彼を傷つけたかを知ることである。男性が自分の穴の中に閉じこもる時、彼自身もどうして自分が傷ついたのか、はっきりとはわからない。穴の中から出てきた時でも、そのことについて話そうとはしない。


 では、いったい女性はいかにして彼の心の傷を推し量ることができるのか。


 男性がいかに女性と違っているかを理解することであるが、もう一つの方法は、コミュニケーションを通してである。女性が自分の心を開き、素直な気持ちになって丁寧に感情を伝えていけばいくほど、男性もまた、心を開き、彼の傷と痛みを打ち明けてくれるのである。

 





















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